2022年活動

© 2022/04/01 葦の会

2022年12月11日(日) バードウォッチング➈

公園を訪れる鳥の中で、種類も飛来数もダントツなカモ。
今月のスポットはこの冬鳥のカモたちに当てられました。


秋に渡って来たての頃は雌雄の見分けが難しかったカモですが
今は雄鳥の羽が鮮やかな繁殖羽に代わっています。
が、今回は一ひねりして、地味な雌鳥を見分けようと云う訳です。
淡水池やヨシ原池の水面に群れる様は、まさに一服の絵。
風が冷たくとも見飽きることなく時が流れていきます。
しかし雌雄識別のミッションに付いていくのは筆者にとっては至難の業。
にわかウチャーの苦悩に反し、公園に通う子供たちの観察力には頭が下がります。
何事も慣れ親しむことが一番と、さとされた思いです。

東屋から望遠鏡がとらえたのは、羽の模様が印象的なサンカノゴイ。
カモの仲間ではなく全長70センチ程もあるペリカン目サギ科の鳥でした。

樹林帯に沿う園路には捕食されたとおぼしきオオバンの羽が散乱してました。
猛禽類がやって来ている証でもあるのです。


2022年12月10日(土) クロスマスリースを作ろう



葦の会のスタッフの活動は11月27日、リースのベースとなる輪の材料となるクズの蔓(ツル)
採集から始まりました。クズが繁茂する藪に分け入り、木に巻き付いた蔓を引っ張りながら集めます。
出来る限り長い状態で入手するのはかなりの重労働です。
引っ張る力が強いあまりシリモチをついたり、数人がかりで引っ張たり、きつくはありますが
楽しい作業でもあるのです。



集めた蔓を公園へ運びます。ここまでが当日の午前のこと。午後からはこの蔓を絡めるように
さばきながらにリースに仕上げていきます。
仕上がったリースをビジターセンターの脇に並べながら数の確認をしました。
参加者+葦の会スタッフ分を賄うに丁度よい80数個となりました。
採取した中で一番太い蔓を利用してビジターセンターのエントランスに大きなリースを作り
園長の協力を頂き取り付けました。
25日までは飾ってますので、園内散歩にお越しの折はご覧になって下さい。


2022年12月13日(日) 機関紙「よしきり2022年冬号」発刊


2022年11月13日(日) バードウォッチング⓼

今月のテーマは「越冬期の小鳥たち」。
開催時刻前より降り始めた雨を気にしつつ、まずはレクチャールームにて
予備知識を受講する。

なぜ小鳥にスポットを当てたかの理由
1.山で繁殖した鳥が公園へおりて来る。
2.北の地域で繁殖した鳥がやって来る。
3.繁殖後なので隠れる必要がなくなったのでよく見られる。
4.木の葉が落ちる時期なので鳥が見えやすい。
5.日の出の時間が遅くなるので、鳥が活動し始める時間も遅くなり、見学する側には好条件となる。
6.シギやカモが好むひらけた干潟がある。

ネェネ(高尾レンジャー)の話術が子どもにも大人にも、楽しく耳心地も良いようだ。
曇天ではあるが雨もやみ待望のバードウォッチングへ出発。
淡水池では種類と数を増したカモたちを確認。ヨシ原周辺ではジョウビタキの紋付のような
黒い背中とオレンジ色のお腹を確認。
観察舎からクロツラヘラサギケージの屋根に野生のクロツラヘラサギがとまっているのを
じっくりと眺める。土路石川側の園路上にアオジが長時間とどまってくれていた。
そんなこんなで園を一周してタイムオーバーぎみで戻った次第。





2022年11月05日(土) 山口湾海岸清掃

クロツラヘラサギをはじめとする干潟の生物の保全を図る活動で
今回で3回目の開催となります。
個人はもとより、4企業さんの団体参加もあり、自然を守る意識の高まりを肌で感じました。
好天が続き雨を心配することもなく、干潮時に合わせ13時公園集合で始まりました。
周防大橋の橋架下にほど近い場所を基点とし、約1キロ程の海岸線を防潮堤に沿って
ゴミを拾いながら進みました。
折も折、10月末に釣り糸が脚に絡まったクロツラヘラサギを確認したものの、飛ぶには
不自由はないので助けることが困難な状況です。
弱る前に何とか保護出来ることを願い、祈る思いです。
昨年に比べるとゴミの量も減少しており、この定期的な活動によるものであれば嬉しいことです。
立派なカブトガニの抜け殻を見つけ、海岸植物であるハママツナの存在も知りました。





2022年10月30日(日) ふれあい祭り

気持のよい秋晴れのもと、来園の方々が楽しく思われたことを期待しつつ
お迎えする私たちにとってはとても楽しい一日となりました。
センター前の園庭では嬉々とした子供の声が響き
巣箱作りに取り組む家族連れ、焼き芋や蜂蜜販売も盛況でした。
ウォークラリーの受付にはレンジャークラブ中高生クラスのお二人が
葦の会の活動に力を貸して下さったことはとても嬉しいことでした。
館内ではパネルシアターの問いかけに反応する大きな声
モルックの勝ち抜き戦に興じる姿
ワイヤーアートに四苦八苦しながらも出来上がった作品を手にしてニッコリ笑顔
等々、み~んなイイお顔でした。









2022年10月23日(日) 待望のアサギマダラがやって来た!

一年前からスタートした「アサギマダラ観察ロード」を目指すフジバカマの植え付け。
10月の初めより開花し始めたフジバカマ、ひたすらアサギマダラの飛来を待ち望んでいました。
そして今日、観察ロード上で一頭のアサギマダラの初見となりました。
飛来数の増加を期待を願うばかりです。


2022年10月9日(日) バードウォッチング⓻ 

渡りの時期となる秋です。旅鳥・冬鳥など渡り鳥がテーマで行われました。
あいにくの空模様の当日、レクチャー受講後、観察ホールから鳥の観察をしながら
小雨になるのを待って園路に出、外観察となりました。
背の高い枝先にとまるエゾビタキを発見、望遠鏡越しにはっきりと確認できたものの
皆さんにお見せする写真を撮れずごめんなさい。

エゾビタキは夏季にシベリア南部で繁殖し、越冬のためにフィリピンやニューギニアなどへ
南下する途中に公園へ飛来する。限られた時期のみに見られる旅鳥です。

旅をしないダイサギが1羽、雨の中ビジターセンターの屋根にスックと立っていたのが
印象的でした。


2022年9月24日(日) エネルギア自然観察会

中国エリアの電力を賄う中国電力さん。
昨年より公園とのコラボで「エネルギア自然観察会」を企画開催し
今年9月24日に2回目が開催されました。
シンボルマークにEnergia のワードを用い、中電=エネルギアとして認知されているようです。
SDGsへの取組の一環として、山口県下では唯一「きらら浜自然観察公園」で開催されています。

ビオトープでのトンボとり、干潟での生き物観察や仕掛け罠の引き上げを体験し、嬉々とした子供たちでした。
トンボと、カニ、カイ、サカナたちはレンジャーさんから名前や違いを習い、自然に戻してあげました。
中電スタッフさん指導の「環境エネルギー教室」では、ソーラー発電で牛乳パックランタンを作りました。
見守るお父さん、お母さんも楽しそうでした。



2022年9月18日(日) アサギマダラロード整備 & 干潟観察会

環境サポートチームが整備しているアサギマダラ観察ロードの為のフジバカマを
育てる活動、会員が勤務している住宅メーカーさんのボランティア活動とコラボして
フジバカマ園の草取り作業と干潟観察会をセットしたイベントを企画してみました。
台風接近中という事のあり、開催出来るか心配でしたが
開始に合わせたように雨が止み、 開催終了まで天気も持ち無事に行う事が出来ました。

大勢集まると50mの畝も45分くらいで除草完了、その後参加者の皆さんも干潟に出て
生き物を探したり、仕掛け罠を引き上げ、カニ、エビやハゼ等をじっくり観察しました。
水位が高く、渡れない水たまり、ボートに乗って先の干潟に渡るのはウキウキ体験でした。




2022年9月11日(日) バードウォッチング⓺

今回のテーマ  秋の渡り シギ探し。


満潮のタイミングとなり、干潟で餌をとる様子を見てもらえず残念でしたが、
観察前のレクチャーで、公園で多く観察することができる代表的なシギを習いました。

このお嬢ちゃん、将来は生物博士でしょうか?
年齢層が多岐にわたる参加者の方々でした。

展望棟では四方を眺め、鳥を見つけては「あれは何?」「こっちは何?」。
鳥の少ない時で、岸辺に打ち上げられた無機質なものでも鳥に見えてしまうみたいでした。
レンジャーまでがそこに望遠鏡のピントを合わせてましたヨ。
帰路、ヨシ原池で見つけたホシハジロ1羽は今期初見とのこと、これはラッキーでした!
少しはなれてカルガモも1羽見れました。対象物を確認できずぐずってる坊やのためにレンジャーが
望遠鏡のピントを合わせ直してくれてました。優しい対応を嬉しく感じました。



2022年09月11日(日) 機関紙「よしきり118号」発刊


2022年08月14日(日) バードウォッチング入門⓹

今回のテーマは「定点観察」。


さして陽射しは強くないものの、湿度を感じながら木陰を選びつつ園路を進むのは
快適とは言えない。
目的の展望棟は風が通り抜け、夏の定点観察場所としては最適だ。
高い位置から四方を見渡し、肉眼で鳥を見つけ双眼鏡で観察するのに皆が夢中になっ
ていた。
小学生(中学年くらい)とレンジャーの会話
山口湾を飛ぶハヤブサを見つけたレンジャー「ハヤブサが飛んでるよ!」と海上を指さす。

男の子「どうしてそんなにすぐ分かるの?」
レンジャー「何度も何度も見ているうちに自然に分かるようになるよ!」
男の子「お母さん!鳥の図鑑だして!」そしてハヤブサのページを開いていた。

子どもばかりでなく、大人の参加者からも「こんなに楽しいとは思わなかった!
又参加します!」との声が耳にし、ヘルプ要員の葦の会員も嬉しい思いをした。



2022年07月23日(日) 「夏・子」 夏休みは子ども早朝観察会

野外活動の催事での心配事は何たって天気!異常気象の今夏の暑さも加わり
ヤキモキしましたが何とか安全開催のうち終了しました。
ご参加下さったご家族の皆様ありがとうございました。最後のアンケートでは
「公園行事で一番好き!」なんて主催者泣かせの感謝も頂き、葦の会としても
大変うれしい事で来年度に弾みがつきます。

残念なのは昆虫採集の時間を増やしたにもかかわらず肝心の虫たちが
採取場所に寄り付かなかった事。今年の夏休みは子ども早朝観察会は
「たくさん学ぼう・虫のこと・草のこと・自然の大切さ」をキャッチフレーズと
しましたが、子ども達に少しでも届いていることを願っています。


2022年06月19日(日) ショートプログラム&環境サポート

「鳥どりウォッチング」でキジの話。会員ギター演奏で昔話の世界へ
♪遠い昔の物語♫

アサギマダラ観察ロードのフジバカマ畑は草取り作業が一段と大変な
時期になりました。
おまけにアブラムシとうどんこ病にかかり駆除剤を噴霧しました。


2022年06月12日(日) バードウォッチング

6月のバードウォッチングは「オオヨシキリのテリトリーをしらべよう」
雄ごとにヨシ原で縄張りを主張し合っています。梢の枝でも同様です。
偶然にも今期最後と思われるベッコウトンボを発見しました。


2022年06月05日(日) 研修旅行

会員の希望で実現した「なぎさ水族館」訪問。きらら観察公園の水族館も色々な
心配事があるとか…。会を代表して生物の生態に詳しい会員のTさんが
なぎさ水族館の学芸員の方々に教えを乞う場ともなり、今後の問題発生時には
ご指導頂けることになりました。

スナメリの群れを船上から見学できる!! 確立30%を承知で乗船したものの
あいにくの雨も重なりカラブリ。海洋生物に遭遇するタイミングは時間と辛抱
が不可欠であることを学びました。


2022年05月28日(月) ニラバラン観察会

自然植物に精通された中澤妙子先生と公園に自生し、県下では絶滅危惧種に指定されて
いるニラバランの見学会に同行しました。
ランの名前を名乗るにはおこがましいほど、草丈20センチ程で葉も花も目立たない
地味な植物です。


2022年05月23日(月) クロツラヘラサギ調査

クロツラヘラサギ調査に出掛けました。残念ながら一羽も見つけられませんでした。
帰路、サギがコロニーをつくる女島ではカワウ、サギ、ゴイサギが雛を含め多数見られ
長時間観察しました。


2022年05月22日(日) 機関紙「よしきり116号」発刊


2022年05月15日(日) 環境サポート フジバカマ畑で草取り活動


フジバカマ畑の側に咲くアザミ

2022年04月29日(日) 春祭り
大雨の中、春祭りが開催されました。葦の会のバザー関係(おにぎり、ポップコーン
蒸しパン、コーヒー、ジュース、フリーマーケット)はビジターセンター入口のひさし
の下で、クロツラヘラサギエサ取りゲームは入って左側で行いました。
千鳥太鼓の演奏、はちみつ搾り、蜜蝋キャンドル・缶バッチ作り等が大人気でした。
また、園飼育のキジの雛の前には常に人だかりができあがりました。

バザー と クロツラヘラサギのエサ取りゲーム

ハチミツ絞り と 蜜蝋を使ったロウソク作り

キジの雛

2022年03月20日(日) 機関紙「よしきり115号」発刊


2022年03月20日(日) アサギマダラ観察ロードの完成を目指しフジバカマ植え付け作業続行中


2022年03月20日(日) 紙芝居上演「韓国のおともだちクロツラヘラサギのクンちゃん」

2022年03月13日(日) バードウォッチング入門12に同行


2022年03月06日(日) 全大会 「ボランティア説明会」開催

説明会には4名が参加者されましたが、葦の会へ3名入会されました。
葦の会の紹介コーナーには7名の会員も出席しました。
葦の会入会には、当講座の出席が条件となります。

2022年03月05日(土) よし焼参加

晴天の晴れのもと、今年はヨシ原の海側を焼き無事終了しました。
2~3mの枯れヨシ原の地面が真っ黒な台地となって現れ春の訪れを感じました。
葦の会からは10名の会員の協力参加を得、来園者の対応と誘導、鶏卵せんべいや
参加企業から提供されたお茶を参加者へ配りました。